Rのグラフには、エラーバーや凡例、そして文字による説明があるとわかりやすくなります。グラフを仕上げるためのテクニックをまとめます。エラーバー 編。
エラーバーを描く
Rのエラーバーは、arrows
関数を使って描き加えます。arrows
関数は、本来、図中に矢印を描き加える関数です。「始点・終点の座標」と「矢印の形状」を指定して矢印を描きます。
Rでエラーバーとして描く場合の矢印の形状は、angle=90
とcode=3
を指定すると良いです。angle
の値を変更すると形状が矢印っぽく(<–>)なり、code
の値を変更すると「始点のみ・終点のみ・両方」を変更できます。
矢印の配置場所については、barplotの戻り値(myplot <- barplot(...)
)にグラフの位置が格納されているので、それを利用するのが簡単です。
R> iris.mean <- tapply(iris$Sepal.Length, iris$Species, mean) R> iris.sd <- tapply(iris$Sepal.Length, iris$Species, sd) R> myplot <- barplot(mean.iris, ylim=c(0, 9)) # エラーバー # arrows(x1, y1, x1(垂直の線:x座標は同じ), y2, angle, code)で指定 R> arrows(myplot, iris.mean - iris.sd, myplot, iris.mean + iris.sd, angle=90, code=3)