スクリプト言語 Ruby

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バイオインフォ道場、くまぞうです。

バイオインフォマティクスではスクリプトを使う場面も多いと思います。いろんなプログラミング言語があって迷ってしまいますが、今回はRubyで楽しいプログラミングについて考えてみます。

Rubyで楽しくプログラミングする

バイオインフォマティクスでは様々なデータ解析を行いますが、そのようなときに使えると便利なのがスクリプト言語です。代表的なものには、PerlやPython・Rなどがあります。Rubyも、まつもとゆきひろ氏によって開発された、大変人気のあるスクリプト言語です。同氏によると、「Rubyの言語仕様策定において最も重視しているのはストレスなくプログラミングを楽しむことである (enjoy programming)」言語ということです。確かに、とてもシンプルに、なおかつ、表現力豊かにプログラミングできるように感じています。もしRubyに興味を持ったら、選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?

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スクリプト言語とは

スクリプトとは、小さなプログラムのことです。スクリプト言語は、そのようなプログラムを作成するのに適したプログラム言語で、C言語やJavaなどの本格的なものに比べて、とても簡単にプログラムを作成できます。特に、さっと書いて、さっと実行できるのが良い点です。これは、インタプリタという仕組みを使って実現しています。対して、C言語やJavaなどは、コンピュータが直接実行できるマシン語やバイトコードなどに変換するためのコンパイル作業が必要となります。
「irb」も便利な点の1つです。irbは、スクリプトを1行ずつ書きながら、同時に確認できる仕組みです。文法や結果を確認したくなった場合に、とても便利です。

$ irb
irb(main):001:0> aaa = "hello world!"
=> "hello world!"
irb(main):002:0> aaa.split
=> ["hello", "world!"]

このように、スクリプト言語は小さなプログラムを効率的に作成できるプログラム言語です。Shellプログラミングだけでは少し物足りないというひとは、是非試してみると良いと思います。

オブジェクト指向言語とは

Rubyはオブジェクト指向言語です。オブジェクト指向とは、プログラムに必要な「データ」と「処理(手続き)」をひとまとまりにして、オブジェクトとして扱う考え方です。大規模なプログラムを開発する場合などは、シンプルで、かつ、Rubyの威力を十分に発揮できるかもしれません。しかし、小さなプログラムを作成する場合はあまり気にせずかけます。これも、Rubyの良さだと思います。



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Rubyでプログラミングを楽しむ

Rubyを使ってプログラムを書くと、シンプルで、かつ、表現豊かに書くことができます。煩わしいカッコも省略できるし、宣言も必要最低限です。コマンド処理のようにワンライナーで書くこともできるし、スクリプトファイルを可読性を重視しながら書くこともできます。プログラムを読みやすく、そして使いやすく書くことができます。また、標準で組み込まれているライブラリも豊富で、例外処理やスレッド処理も書くことができます。スクリプト言語とは呼ばれますが、大規模なアプリケーション開発にも使われることがあります。LinuxやMac、Windowsでも簡単にRubyをインストールすることができます。Rubyでプログラムを楽しみましょう!

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