理系技術者が配置転換で成長する意味

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理系技術者が配置転換で成長する意味

理系技術者が配置転換で新しい視点を得るために

理系技術者が配置転換で新しい視点を得るためには、化学のように、自分の専門領域でこれまでと同じような仕事に見えても、違う角度で見ることが必要です。それには、いろいろな分野の人脈を持つことが大事です。そのためには、社外の人脈づくりが大きな役割を担っていると思っています。

これは筆者の経験に裏打ちされた話ですが、多くの理系学生は、会社に入ってから社内人脈をつくるだけで手一杯です。なぜなら社内で仕事をするための定型の繰り返しが多いからです。

ところが社外の人脈づくりに関しては、ほとんど手つかずの状態です。それで社外の人と会って、それを糧にすれば人脈は広がるのですが、なかなかそうもいかないのが現実の世の中です。この一、二年の動きを見ていると、こうした状況に危機感を覚えると共に、そのような学生に出会うたびに声をかけたいと思ってきました。

理系技術者にとって、配置転換でがっかりしてしまう人もいるかもしれませんが、「新しい視点を得るチャンス」と思って、自分の成長につなげていってほしいと思います。

理系技術者が配置転換で新しい視点を得る働き方

理系技術者が配置転換で新しい視点を得る「働き方」は、日本の技術者社会にとっても有益ではないでしょうか。博士1回生から2回生、または、修士2回生でも、企業に就職するよりもプロジェクトに参加するなど、目先の仕事以外にも広い視野をもつ人を採用したいと考える企業は少なくないはず。

ぜひこの点も真剣に考えてほしいと願います。

日本は大学を卒業するときに「研究能力」を最終目標とするわけですが、社会に出れば、技術者としてその目的を果たすだけでなく、さらに一段高い次元に、企業のニーズに沿った提案やアイデアを考えることだって必要です。

理系技術者が『小さな自分の枠』を飛び越えて、「企業やお客さんの本当のニーズに沿った提案やアイデアを考える」きっかけになったのが配置転換だった、というのはよくある話です。

異業種や異なる部門の人と交流を持って人脈を広げたり、配置転換を成長のキッカケにできないか考えてみたり、広い視野をもつように意識して働くと良いですね。

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