バイオインフォ道場、くまぞうです。
今回はR v2.2.6のインストールに挑戦です。Rは、バージョンを指定してインストールしたい場合があるので、ソースコンパイル(make)でインストールしてみます。
インストール
必要となるパッケージが多いので、予めインストールしておきます。
情報更新 |
# sudo apt-get update |
G++ compiler |
# sudo apt-get install build-essential |
Fortran 95 compiler |
# sudo apt-get install gfortran |
Readline library |
# sudo apt-get install libreadline-dev |
X11 header/lib |
# sudo apt-get install xorg-dev |
Java Develop Kit |
# sudo apt-get install default-jdk |
Java Runtime Environment |
# sudo apt-get install default-jre |
pdflatex |
# sudo apt-get install texlive-full |
パッケージ内のINSTALL(パッケージを解凍したフォルダ直下にあります)に従い、インストールします。
場所 |
# cd /usr/local |
ダウンロード |
# wget https://cran.r-project.org/src/base/R-3/R-3.2.3.tar.gz |
展開 |
# tar xvzf R-3.2.3.tar.gz |
make |
# cd R-3.2.3 |
# ./configure |
|
# make |
|
# make check |
|
# make install |
インストール確認
Rを呼び出して、R 3.2.3が起動すればインストール完了です。
$ R
エラーが発生する場合
- Header/Libが無いというエラー
必要なライブラリがインストールされていないので、上記の「準備」を確認しましょう。または、適時必要なライブラリをインストールして下さい。もし、必要なライブラリをインストールしたにも関わらず、同じエラーが発生する場合は、./configureから再度やり直します。./configureでライブラリの有無を確認しており、反映されていない場合があります。 - インストール時に、エラーが発生していたが無視した。
特に「.」が見落とされがちです。linuxでは「.」にも意味があるので注意しましょう。エラーが発生したところから、やり直して下さい。