カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)を指定されたディレクトリへ変更します。
スポンサーリンク
構文
cd [移動先ディレクトリ]
説明・主なオプション
移動先ディレクトリを指定します。
引数を指定しない場合は、ホームディレクトリへの移動します。
- 移動先ディレクトリ
カレントディレクトリからの相対パス、もしくは、ルートディレクトリからの絶対パスで指定します。
ディレクトリの表現について
ディレクトリの場所指定は、便利に使えるように、色々な指定方法が準備されています。
- ユーザーのホームディレクトリ
ユーザーのホームディレクトリは、「~(チルダ)」で表現できます。 - カレントディレクトリと1つ上のディレクトリ
カレントディレクトリは、「.」で表せます。同様に、1つ上のディレクトリは「..」で表せます。もし、/home/user1にいるならば、1つ上の/homeは、「..」と指定できます。従って、「$ cd ..」とコマンド実行すると、/homeに移動します。
1つ上に移動するのに、フルパス指定だと指定が長くて不便です。しかし、省略形の「.(カレント)」「..(カレントから1つ上)」だと打ち間違いも少なくなりますし、楽ですね。 - 相対パス指定と絶対パス指定
カレントディレクトリからの位置関係で考えたのが相対パス、ルートからの位置関係で考えたのが絶対パスです。状況に応じて使い分けできます。cd以外のコマンドで、ディレクトリを指定する場合も、同様の考え方です。
例えば、前者は~/work、後者は/home/user1/workと表現します。
実行例
- 例:絶対パス指定(/home/user1/work)で、ディレクトリ移動します。
$ cd /home/user1/work
- 例:相対パス指定(work)で、ディレクトリ移動します。
$ cd work
- 例:相対パス指定(work)で、ディレクトリ移動します。
$ cd ~/work
[amazonjs asin=”4797382384″ locale=”JP” title=”Linuxコマンドブック ビギナーズ 第4版 (コマンドブックシリーズ)”]
スポンサーリンク