バイオインフォ道場、くまぞうです。
プログラミングのフロー制御で最も単純なのが「if文」です。条件に「一致したかどうか」という判断に基づいて、実行するコマンドを変更したりするときに使います。
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if文による条件判断
if文の書き方
if文では複数の条件を判断することができます。上から順に判定されます。「else if」や「else」は必要なときに記述します。条件の中に条件を書く、入れ子構造をとることができます。ちょっとした条件を簡潔に書きたい場合は、「if」の後に「{}(中括弧)」を付けないで書くこともできます。但し、この場合、条件が真の場合に実行できる文は1つです。
if – elsif – else – end
if (条件) { ... } else if (条件2) { ... } else { ... }
if (条件) 文;
if文の真偽
C言語の真偽における「偽」は、「0」です。複数の条件をまとめるには、論理演算子「&&」「||」を使います。否定は「!」です。
プログラム
test_if.c
#include <stdio.h> #include <stdlib.h> void main(int argc, char* argv[]) { int aaa = atoi(argv[1]); if ( !aaa ) exit(0); if ( aaa==1 ) printf("aaa==1 aaa=%d\n", aaa); if ( aaa>1 ) { if (aaa>2 && aaa<3) { printf("aaa>2 aaa=%d\n", aaa); } else if (aaa>3 && aaa<=5) { printf("aaa>3 aaa=%d\n", aaa); } else { printf("aaa>5 aaa=%d\n", aaa); } } }
プログラム実行
コンパイル
$ gcc test_if.c -o test_if
$ ./test_if 0 (終了)
$ ./test_if 1 aaa==1 aaa=1
$ ./test_if 4 aaa>3 aaa=4
プログラムについて
test_if.cでは、ifの条件を数種類ためしてみました。「変数aaa」が0のとき、ifの条件否定を使ってexitで即座に終了しました。1のときもシンプルなif文を使い、1より大きいときは条件を入れ子構造にして更に条件を細かく分岐させています。入れ子内部で、if – else if – else を使いました。
今回はわざと複数の条件を入れ子にしましたが、プログラムが複雑になりすぎる場合は、他の制御構造を利用したり・例えば1以下の場合には先にプログラムを完結させるような仕組みで、プログラムがシンプルになるように工夫した方が良いと思います。
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