バイオインフォ道場、くまぞうです。
データ解析用のサーバーとしてAmazon EC2を利用している方も多いと思います。スポットリクエストは未使用のEC2インスタンスを入札方式で利用できる方法で、通常のオンデマンド利用よりも大変安く利用することができます。是非この機会にスポットインスタンスの使い方にも挑戦してみましょう!
スポットインスタンスの利用について
メリット・デメリット
スポットインスタンスのメリットは価格の安さです。同じ性能のサーバーを、とても割安な価格で利用することができます。
デメリットは時間料金が変動すること・スポットインスタンスシステムの稼働状況によりインスタンスが削除される場合があることです。しかし、無理な長時間稼働とかでなければ、頻繁に削除されることもなくお得に利用できると思います。
バッチ的な処理ならオススメです。万が一、削除されても問題がないように、中間データなどをS3などのストレージサービスへ自動保存する仕組み等があると、より安心して使えると思います。
スポットインスタンスの生成
1.EC2のメニューで「インスタンス – スポットリクエスト」から、「スポットインスタンスのリクエスト」を選択します。
2.リクエストタイプや価格設定は用途に応じて変更も可能ですが、バッチ処理で使用する場合はデフォルトでも使えます。基となるAMIやインスタンスタイプは、使いたいものを選択します。「インスタンスタイプの選択」で、どのくらい安く利用できるか改めて確認できます。
- リクエスト
ワンタイムリクエスト - 配分戦略
Lowest Price - 最高価格
自動入札
3.以降のウィザードでは、オンデマンドと同じようにセキュリティやロールについて設定を行います。最後の「確認」後に、スポット生成のリクエストが発行されます。リクエストが受理されると、EC2のメニューの「インスタンス」に表示されて使用可能となります。 尚、スポットインスタンスの状態は、「再起動・終了」のみです。終了するとインスタンスは削除され、terminatedになるのでデータを残したりする場合は注意しましょう。