理系技術者とマネジメント経験

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理系技術者とマネジメント経験

理系技術者にもマネジメント経験が必要な理由

理系技術者にもマネジメント経験が必要な理由は、理系の研究開発は複雑で、特に先端技術がどんどん進歩してく中で、その機能を捉え、開発し、継続的に性能と機能を維持することが必要だからです。研究者個々人の問題ではなくチームとしての研究開発が求められているのです。そのためには、理系技術者にもマネジメント能力が求められているのです。

研究開発はもちろん、PM業務においても、チームでコミュニケーションし、組織の目標を達成しなくてはいけない。だから、文系技術者と理系技術者で違いはないのです。

そういう意味で、文系か理系かということで、プロジェクトマネージャーの仕事を語るべきではない。実は、「プロジェクトマネージャーは必要なんだろうか」といった声があり、われわれとしては非常につらい立場にあります。あるとき、「自分はPMに向いていない」と言い出す人間もいるんです。

理系技術者がマネジメント経験を増やすために

理系技術者がマネジメント経験を増やすためには、ソフトウェア技術への向き合い方が従来とは違うものになっていかなければいけないと思っています。

例えば、IT業界の話であれば、最終的な納品物はプログラムコードです。しかし、コードだけでビジネスができるわけではありません。ビジネスとして成立することが出来なければ、ソフトウェアの品質はビジネスにとって価値がありません。コードを書くことはビジネススキルの上達のために必須ですが、その次に来るビジネススキル、つまりビジネス知識、業務知識、プログラミング技術などの様々な知識や考え方などはソフトウェアの品質とは別のスキルによってソフトウェアを品質良く動作させることができます。

特にソフトウェアの品質をよくするために業務知識は重要です。業務知識がなければ適切なコードを書くことができないからです。品質の良いプログラムには、適切なマネジメントが必須です。

技術者の「マネジメント嫌い」はよく聞く話ですが、技術者もビジネスの本質を理解し、マネジメントに積極的に関わっていく必要があります。いま、そのようなマネジメント経験のある理系技術者が求められています。

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