データフレームに NA は含まれるか?
NAは欠損値で、データの観測ができない場合などを表します。データフレームを使った計算にはNAの除去が必要になる場合があります。NAを除去するのは簡単ですが、まずは「どのデータがNAか?」を確認する必要がありそうです。
$ R # Rを起動 > DF <- data.frame(x=c(1, 2, 3), y=c(4, 5, NA), z=c(7, NA, 9)) > DF x y z 1 1 4 7 2 2 5 NA 3 3 NA 9
欠損値 NA を調べる
データフレームにNAが含まれているかはis.na関数を使って調べることができます。各データにNAの判定を行い、TRUE/FALSEで結果を返します。TRUEと表示されている位置がNAです。しかし、通常のデータ解析ではデータはもっと多くて、数えるのも大変です。結果をtable関数に通すと、NAがどのくらい含まれているかがひと目で判ります。
> is.na(DF)
x y z
[1,] FALSE FALSE FALSE
[2,] FALSE FALSE TRUE
[3,] FALSE TRUE FALSE
> table(is.na(DF))
FALSE TRUE
7 2
欠損値 NA を含む行を表示する
データフレーム内のNAが含まれている行を表示するには、complete.cases関数を使います。欠損値 NAを1つも含まない行についてTRUEを返します。今回は、反対に「NAが含まれている行を表示したい」ので、否定形(!:感嘆符記号)を指定することで、データフレーム内のNAを含む行を表示します。
> DF[!complete.cases(DF),]
x y z
2 2 5 NA
3 3 NA 9
データフレーム NA の除去
データフレーム内のNAを除去するには、na.omit関数やcomplete.cases関数を使います。
> DF <- data.frame(x=c(1, 2, 3), y=c(4, 5, NA), z=c(7, NA, 9)) > DF x y z 1 1 4 7 2 2 5 NA 3 3 NA 9 > na.omit(DF) x y z 1 1 4 7 > DF[complete.cases(DF),] x y z 1 1 4 7 > df <- subset(DF, complete.cases(DF)) > df x y z 1 1 4 7
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