R 使い方 行列(マトリックス) スクリプトの書き方
バイオインフォ道場、くまぞうです。
Rのデータ構造は、他のプログラミング言語でよくみかけるデータ構造とは少し異なるように感じるかもしれません。しかし、基本的な構造を理解すれば、Rはもっと使いやすいツールになるかもしれません。行列(マトリックス)編。
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Rのデータ構造
行列
行列は、数値や文字などの1種類のデータを2次元配列として保持するデータ構造です。
生成とアクセス
行列の生成は、matrix関数
を使います。データへのアクセスは、行と列のインデックスや名前を使ってアクセスできます。
行列の生成
R > my_data <- matrix(sample(12), 3, 4) # 3行4列 R > my_data [,1] [,2] [,3] [,4] [1,] 5 12 8 10 [2,] 9 1 7 11 [3,] 4 3 6 2 R > dimnames(my_data) <- list(c('a', 'b', 'c'), # 行名 c('d', 'e', 'f', 'g')) # 列名 R > my_data d e f g a 5 12 8 10 b 9 1 7 11 c 4 3 6 2
行列へのアクセス
R > my_data[10] # 列方向に数えていって10番目 [1] 10 R > my_data[1, 4] # 行・列を指定 [1] 10 R > my_data['a', 'g'] # 行・列を指定(名前) [1] 10