R の if文は、フロー制御で最も単純な条件分岐です。条件に「一致したかどうか」という判断で、次に実行するコマンドを変更したりするときに使います。
Rのif文の「書き方」、ANDやORを使った複数条件の指定の仕方などを、サンプルを交えてまとめます。
R – if文による条件判断
R – if文の書き方
R の if文では複数の条件を判断することができます。上から順に判定されます。
「else if」や「else」は必要なときに記述します。
条件の中に条件を書く、入れ子構造をとることができます。
ちょっとした条件を簡潔に書きたい場合は、「if」の後に「{}(中括弧)」を付けないで書くこともできます。
但し、この場合、条件が真の場合に実行できる文は1つです。複数の処理を実行する場合は、{}で囲みます。
if – elsif – else – end
if (条件) { ... } else if (条件2) { ... } else { ... }
R – if文の真偽判定
R の if文において、真偽における「偽」は「FALSE」です。
尚、論理値が期待されるところに数がセットされると、「0」が「FALSE」になります。
複数の条件をまとめるには、論理演算子「&&」「||」を使います。否定は「!」です。
プログラム
test_if.r
#! /usr/bin/Rscript argv=commandArgs(T) options(warn=-1) # supress warnings aaa <- as.numeric(argv[1]) if (is.na(aaa)) quit("no") if ( aaa!=0 ) sprintf("not 0") if ( aaa==1 ) sprintf("aaa=%d", aaa) if ( aaa>1 ) { if (aaa>=2 && aaa<10) { sprintf("2---> %d <---10", aaa) } else if (aaa>=10 && aaa<20) { sprintf("10---> %d <---20", aaa) } else { sprintf("20---> %d", aaa) } }
スクリプト実行
$ ./test_if.r "AAA" (終了)
$ ./test_if.r 1 [1] "not 0" [1] "aaa=1"
$ ./test_if.r 15 [1] "not 0" [1] "10---> 15 <---20"
プログラムについて
test_if.rでは、R の if文を数種類ためしてみました。
変数aaa について、不正な文字を強制変換でNAとするとき、quitで即座に終了しました。
1のときはシンプルなif文を使い、否定で0のチェックをしています。
1より大きいときは条件を入れ子構造にして、更に条件を細かく分岐させています。
入れ子内部で、if – else if – else を使いました(今回はわざと複数の条件を入れ子にしました)。
プログラムが複雑になりすぎる場合は、switchなどの制御構造を検討しましょう!
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