R 使い方 グラフにテキストを書き込む グラフの描き方
Rでグラフを描画する場合、位置やサイズを自動調整してくれるので大変便利です。しかし、カスタマイズしようと思えば、各種パラメータを調整する必要があります。より綺麗なグラフに仕上げるために、軸ラベルや目盛り、余白の調整についてまとめます。データとテキスト編。
グラフにテキストを書き込む
グラフは感覚的な理解を促す方法としては適していますが、具体的なデータをサッと読み取る方法としては役不足です。

> barplot(VADeaths)
グラフ描画の際、図だけではわかりにくいので、値をテキストで表示するとわかりやすくなります。そのようなときは、text
関数を使います。表示位置としてx・y、データ(例では、色も変更)を指定することで、任意の位置に値を表示することができます。

> barplot(VADeaths) > text(c(0.7), sum(VADeaths[,1])+4, labels=c(sum(VADeaths[,1])), col="red")
よく使うオプション
軸の目盛りやラベルに関連するオプションです。
- xlab, ylab
軸のラベルを指定します。
- xlim, ylim
軸に対する表示範囲を指定します。
- xlog, ylog
それぞれの軸を対数スケールで指定します。
- cex.lab
軸のラベルの大きさを調整します。(デフォルトサイズに対する倍数指定)
- cex.axis
軸の目盛りの大きさを調整します。(デフォルトサイズに対する倍数指定)
- las
軸の目盛りの向きを調整します。
- mar
プロット領域のマージンを調整します。
- par
グラフィカルパラメータの確認や設定を行うときに使います。
実験データの解析や論文用グラフ作成のヒントになりそうな、プログラミング・統計処理の参考になる書籍をまとめて紹介しています。是非、参考にしてみて下さいね。